サウナブームが続く中、多くのサウナ愛好家が注目する「SPA!サウナ大賞」の受賞施設を実際に訪れてきました。今回は人気施設の実態について、一サウナーとしての正直な感想をお伝えします。
まず訪れたのは、都内屈指の人気を誇る「サウナしきじ」。朝一番で訪れましたが、すでに多くのサウナーで賑わっていました。特筆すべきは、温度設定の絶妙さです。高温サウナは約100度と十分な熱さながら、乾燥し過ぎず、じっくりと体が温まる絶妙な空間。水風呂は16度前後と程よい冷たさで、熱波師による「アウフグース」も定期的に実施されています。整ったロウリュの熱波が体を包み込む感覚は、まさに至福のひととき。
次に向かったのは、自然との一体感を味わえると評判の「フィンランドサウナ ラウハ」。都心からは少し離れていますが、その価値は十分にあります。木の香りが心地よいサウナ室は約90度に設定され、大きな窓からは緑豊かな景色を眺められます。驚いたのは水風呂から見える景観の美しさ。自然の中で「ととのう」体験は格別でした。
「温浴施設おふろの国」も受賞施設として名高い場所。ここの特徴は多様なサウナタイプを一度に体験できること。ドライサウナ、塩サウナ、スチームサウナと種類が豊富で、好みに合わせて選べます。特に印象的だったのは休憩スペースの充実度。サウナ後にゆったりとくつろげる空間設計は、長時間滞在したくなる魅力があります。
最後に訪れたのは「TOKYO-BAY SAUNA」。最新設備を備えた都市型サウナの代表格です。スマートロッカーやデジタル温度表示など、テクノロジーを駆使したサービスが印象的。サウナ室は約90度、水風呂は約15度と王道の設定ながら、空調管理が徹底されており、常に快適な状態が保たれています。ロウリュイベントの頻度も高く、訪れるたびに新しい体験ができるのも魅力です。
どの施設も素晴らしかったですが、個人的に最も「ととのった」と感じたのは「サウナしきじ」でした。熱波師の技術、サウナ室の設計、そして何より利用者同士のマナーの良さが際立っていました。
サウナの良さは設備だけでなく、その日の体調や気分、訪れる時間帯によっても大きく変わります。受賞施設は確かに質が高いですが、自分自身の「ととのい」を見つけるために、様々なサウナを体験してみることをおすすめします。
サウナで整った後のビールと食事は格別です。健康的な汗を流した後は、近隣の飲食店で地元の味を楽しむのも良いサウナ旅の醍醐味ではないでしょうか。みなさんも是非、自分だけの「ととのい」を探す旅に出てみてください。
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