サウナブームが続く昨今、多くの方がサウナの健康効果や美容効果を求めて通われていることと思います。
リラックス効果はもちろん、発汗による老廃物の排出や血行促進など、サウナには多くのメリットがあります。
しかし、サウナ後のスキンケアを間違えると、せっかくの美肌効果が台無しになってしまうことをご存知でしょうか?
今回は、美容のプロフェッショナルたちがサウナ直後にやってはいけないスキンケアについて警告する内容をご紹介します。
サウナ後の肌は非常にデリケート
サウナに入ると大量の汗をかき、体温が上昇します。
この状態で出てきた直後の肌は、通常よりも非常にデリケートな状態にあります。
毛穴は開き、バリア機能も一時的に低下しているのです。
カリスマ美容家として知られる小林智子さんは「サウナ後の肌は赤ちゃんのようにデリケートです。この時間帯に刺激の強いケアをすることは、肌に大きな負担をかけることになります」と警告しています。
サウナ直後にやってはいけないスキンケア5選
1. 強い洗浄力の洗顔料を使用する
サウナ後は汗や皮脂が気になるからといって、強力な洗顔料でゴシゴシ洗うのは厳禁です。
肌のバリア機能が低下している状態で強い洗浄成分を使うと、必要な皮脂まで奪ってしまい、かえって乾燥や炎症を引き起こす恐れがあります。
代わりにぬるま湯か、弱酸性の低刺激洗顔料で優しく洗いましょう。
2. ピーリングや角質ケアをする
サウナ後の開いた毛穴と敏感になった肌に、ピーリングや角質除去は強すぎる刺激となります。
肌トラブルの原因になるだけでなく、赤みやヒリヒリ感などの炎症反応を起こす可能性が高いです。
代わりに角質ケアは別の日に計画し、サウナ後は保湿に集中しましょう。
3. アルコール含有量の多い化粧水を使う
収れん効果のあるアルコール含有の化粧水は、サウナ後の敏感肌には刺激が強すぎます。
一時的に引き締まった感覚があっても、実際には肌の乾燥を促進し、長期的にはバリア機能の低下につながります。
代わりにアルコールフリーの化粧水や、セラミド・ヒアルロン酸などの保湿成分が豊富な製品を選びましょう。
4. 即効性を求めた美容液やパックを重ねづけする
「サウナ後は浸透しやすいから」と複数の美容液やパックを重ねづけする方がいますが、これも肌への負担になります。
特に美白成分やレチノール、ビタミンC誘導体など、刺激性のある成分は控えたほうが無難です。
代わりにシンプルな保湿ケアを心がけ、特別なケアは肌が落ち着いてから行いましょう。
5. すぐにメイクをする
サウナ後すぐにフルメイクをするのも避けるべきです。
肌が敏感な状態でメイク製品を塗ると、毛穴詰まりや炎症の原因になることがあります。
代わりにできれば30分〜1時間ほど肌を休ませてから、軽いメイクにとどめましょう。
サウナ後におすすめのスキンケア方法
ここまで「やってはいけないこと」を紹介してきましたが、では具体的にどのようなケアが良いのでしょうか?
1. まずは体温を下げる:水風呂や冷たいシャワーで体温を適度に下げましょう
2. 優しく汗を拭き取る:ゴシゴシこすらず、清潔なタオルで押さえるように汗を拭き取ります
3. 低刺激の化粧水で保湿:アルコールフリーの化粧水で肌を整えます
4. 乳液やクリームでフタをする:水分の蒸発を防ぐため、適量の乳液やクリームで保湿します
5. 日焼け止めは必須:外出前には必ず日焼け止めを塗りましょう
東京・表参道で人気のエステサロン「ラ・セーラ」の主任エステティシャン佐藤さんは「サウナ後は肌に水分が入りやすい状態。
この時間を活かすなら、過剰なケアよりもシンプルな保湿が一番効果的です」とアドバイスしています。
最後に
サウナの後は肌が敏感になっているため、普段のスキンケアをそのまま行うのではなく、より優しいケアを心がけることが重要です。
リラクゼーション効果と美容効果を最大限に引き出すためにも、サウナ直後のスキンケアは「引き算」の発想で、シンプルに行うことをおすすめします。
健康的な肌を目指すためには、一時的な効果よりも長期的な肌の健康を考えたケアを選びましょう。
サウナと適切なスキンケアの組み合わせで、理想の美肌に一歩近づけるはずです。
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